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初めての試算表作成について

    これから新規事業をするにあたり、試算表を作りたいのですがOEMで製品を作ってもらい販売しようとしていますが
    仕入金額は大体決まりますが
    売上と利益は販売してみないとわかりません試算表は何を基準に何を書けばいいのか教えて下さい。宜しくお願いします。

    荒井会計事務所

    荒井会計事務所

    • 認定アドバイザー評価ランク5
    • 群馬県

    税理士(登録番号: 63578), 公認会計士(登録番号: 35025), 社労士(登録番号: 13120156), 行政書士(登録番号: 16140764), 中小企業診断士(登録番号: 421403)

    はじめまして。
    新規事業の事業計画書を考える上では、それぞれの科目を分解して考えることが必要となります。
      
    例えば、製造業ということですので、製造業ということですので平均商品単価×年間販売数を予想することになりますが、実際にどの程度売れるのかは不確定要素が多く予想がつきづらいこともあります。
     
    こうした予想がつきずらい場合には、ピン留めしたターゲットの市場分析をもとにいくつかのシナリオをいくつか考える(上振れ、標準、下振れなど)、または、マーケット調査などを事前に行いより精度の高い計画書の作成をするなどの事前施策を講じた上で予測を立てます。
     
    扱われる商材などにもよりますが、近年は、購入型クラウドファンディングや、SNSなどを用いたテストマーケティングも利活用しより精度の高い計画書を作成をするケースも多くなっていると考えられます。
     
    経費については、人件費、家賃、減価償却費などがあげられます。営業活動や管理活動にかかった費用であり、販売費及び一般管理費と呼ばれるものです。人件費は、人員計画(製造はOEMということですので、どのように販売するのか、どのように管理するのかなど)で算出した数値を使用します。法人であれば役員報酬を含めますが、個人事業の場合は、事業主の分は含めません。
    家賃は、賃貸契約前であれば、予定する地域の家賃相場を把握して、既に契約しているのであれば、月家賃から年間の費用を試算します。保証料や更新費用が見込まれる場合は、それも含めて算出する必要があります。
    その他にも販売計画の中でどの程度の広告が必要なのかというのが見えてきますので、広告宣伝費など必要に応じて見積もりを記載します。
     
    なお、分解する中でイメージがつきづらい場合などには、似た業種の平均データなどを活用するのも1つの方法です。いずれにしても事業計画の立案は、正解という答えのないものである性質から、慣れない方が作成するとなかなかゴールがわからない作業になってしまいがちです。専門家の中には、事業計画の立案をサポートするメニューを持っている方もいます。ぜひそういった専門家の力も活用いただくことをおすすめいたします。

    • 回答日:2021/09/21
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    スタートアップ支援 Gemstone税理士法人

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    売上予測
    市場調査や競合分析をもとに、想定販売価格と販売数を設定します。保守的な見積もり(最低ライン)と楽観的な見積もり(目標)を用意するとよいでしょう。

    2. 仕入・原価
    OEMの製造コスト、送料、関税などを含めた仕入原価を明確にします。

    3. 販売費・管理費
    広告費、ECサイト手数料、人件費、倉庫費用など、販売にかかる経費をリストアップ。

    4. 利益計算
    売上 -(仕入+経費)= 利益 で計算し、損益分岐点を把握します。

    5. キャッシュフロー
    資金繰りを想定し、売上回収までの期間や初期投資を考慮します。

    • 回答日:2025/02/17
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    試算表を作成する際は、以下のポイントを基準に仮の数値を設定し、想定売上や利益をシミュレーションしていきます。

    ✅ 1. 売上の試算
    (1) 販売単価 × 想定販売数
    販売単価:競合価格や市場調査から決定
    販売数:最低販売数(保守的)と目標販売数(楽観的)の2パターン作成
    (2) 月ごとの売上推移
    初月は少なめ → 徐々に増加
    広告や販促を考慮し、3か月・6か月・12か月後の売上推移を仮定
    (3) リピート率や販路
    リピート顧客の割合
    販売チャネル(EC・店舗・卸売)ごとの売上割合
    ✅ 2. 仕入・原価
    OEMの仕入価格(1個あたりの単価 × 仕入数)
    物流費や関税(海外製造なら関税や送料も考慮)
    最低ロットのコスト負担(在庫リスクを考慮)
    ✅ 3. 販売にかかる経費
    (1) 固定費(毎月かかる費用)
    家賃・水道光熱費
    人件費(役員報酬・スタッフ給与)
    システム利用料(ECサイト・サーバー費など)
    税理士・会計ソフトの費用
    (2) 変動費(売上に応じて変動)
    広告費(Google広告・SNS広告)
    決済手数料(クレジットカード決済)
    販促費(キャンペーン・試供品)
    返品・クレーム対応費用
    ✅ 4. 利益試算
    売上 −(仕入 + 販売経費) = 利益
    利益率 = (利益 ÷ 売上)×100%
    損益分岐点(利益がゼロになる売上水準)
    ✅ 5. 試算表に書く内容
    (1) 売上
    予測される販売数 × 販売単価
    チャネル別(EC・卸・直販)の売上割合
    (2) 売上原価
    OEM製品の仕入価格
    物流コスト(海外なら関税)
    (3) 販売経費
    固定費(家賃・人件費・システム利用料など)
    変動費(広告・販促・手数料など)
    (4) 粗利益・営業利益
    粗利益 = 売上 - 売上原価
    営業利益 = 粗利益 - 販売経費
    ✅ 6. シナリオ別試算
    悲観シナリオ(売上目標の50%しか達成しない)
    標準シナリオ(売上目標通り)
    楽観シナリオ(売上目標の150%達成)
    ✅ 7. まとめ
    ① 販売単価と想定販売数を決める
    ② 仕入コスト・販売経費をリスト化
    ③ 売上・利益のシミュレーションを3パターン作成
    ④ 試算表に固定費・変動費・利益を計算し、損益分岐点を把握
    まずは 最低限達成すべき売上(損益分岐点) を試算し、それを超えるための戦略を立てるのがポイントです。

    • 回答日:2025/02/10
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    所沢のCHO・本間税理士事務所

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    • 認定アドバイザー評価ランク5
    • 埼玉県

    税理士(登録番号: 144671)

    ご質問ありがとうございます。
    一般的には試算表というと実績というイメージがあります。
    計画という意味合いでお答えしますね。

    売上高は単価×数量×リピートですので、これで売上高を見積もるといいと思います。
    ここから仕入れなどの原価を検討されるとよろしいかと思います。
    見当がつかなければ、一般的な卸売業が粗利率15%で計算されるといいかもしれません。OEMということで顧客のニーズを引出して、製品を提案するなどの付加価値をつけるポイントがあれば、もう少し粗利率は高くなるかもしれません。
    この粗利の中から、固定費が出ていきますが、ご自身や社員の人件費がやはり大きく、固定費の半分以上を締めることが多いです。その他の固定費を見積もっていただければ、概算の数値が出来上がるかと思います。
    まずはざっくり年間分を作って、それを現実的な数値に落としていき、月ごとに落としていくのがスムーズかもしれません。
    まずは、どれだけの利益を残したいかを出発点に、逆算で目標売上高を出すと腹落ちする計画ができると思います。
    ぜひ、チャレンジしてみてくださいね!

    • 回答日:2021/09/21
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    売上は、単価×数量×頻度 で決まります。これらの構成要素を考えてみましょう。そうすると、売上高がわかると思います。

    経費は、毎月必ずかかる経費(固定費)と販売の都度かかる経費(変動費)を考えてみましょう。

    売上 ー 仕入 ー 固定費 ー 変動費 = 利益

    になりますので、これを年間予測してみましょう。

    そうすると、試算表(損益計算書)が出来上がります。

    • 回答日:2021/09/21
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