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商品価値が下がった場合の勘定科目について
仕入れた商品(棚卸資産)の価値が6,000円から5,000円に下がった場合、
この 1,000円の損失 は「棚卸資産の評価損」として処理します。
適切な勘定科目
✅ 商品評価損(または棚卸資産評価損)
→ 棚卸資産(商品)の価値が下がった場合の評価損として計上
仕訳(商品価値の減少を認識する場合)
借方:商品評価損/1,000円
貸方:商品/1,000円
注意点
決算時に「低価法」で評価する場合のみ適用される
商品の評価損は、原価法ではなく「低価法」を適用している場合のみ認められる
低価法とは、市場価格が原価を下回った場合に、低い方の金額で評価する方法
期中での評価損計上は原則不要
通常は決算時に評価替えを行うため、期中で商品評価損を計上することは少ない
決算時に在庫の時価評価を行い、必要であれば商品評価損を計上するのが一般的
まとめ
✅ 商品価値が下がった場合の勘定科目は「商品評価損(または棚卸資産評価損)」
✅ 仕訳は「借方:商品評価損/貸方:商品」で処理する
✅ 評価損は「低価法」を採用している場合のみ適用可能
✅ 通常は決算時に評価替えを行い、期中での計上は不要
この処理を適切に行うことで、会計上の正確な評価が可能になります。
- 回答日:2025/01/29
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