業務委託での確定申告
昨年3月から民泊の清掃の仕事をしています
業務委託で現場によって金額は違います
毎月、清掃数の合計金額プラス消費税で報酬をもらっています
このような場合、確定申告はどのようにしたらいいですか
ひとり親家庭で扶養の子供が2人います
個人事業主などの届出などはしていません
今回のご相談のケースでは、業務委託で民泊清掃の仕事をしているため、確定申告の必要性や申告方法について整理します。
確定申告が必要かどうか
以下のいずれかに該当する場合、確定申告が必要になります。
年間の所得(収入 − 経費)が48万円を超える場合
業務委託で年間300万円以上の収入がある場合(事業所得として見なされる可能性が高い)
収入は報酬の合計金額(消費税込み)で計算します。
所得の計算方法
確定申告では、収入から経費を引いて所得を計算します。
収入に含めるもの
毎月の清掃報酬(消費税を含む)
経費として認められるもの
清掃用具や洗剤などの消耗品費
移動にかかる交通費(電車、バス、ガソリン代など)
作業着や手袋など仕事に必要なもの
自宅の一部を事務作業に使っている場合、家賃や光熱費の一部
経費を正しく計上すると、課税対象となる所得を減らせるため、領収書や記録をしっかり残しておくことが大切です。
扶養控除とひとり親控除
今回のケースでは、ひとり親家庭で扶養するお子さんが2人いるため、以下の控除が適用できます。
基礎控除 48万円(すべての人が適用)
ひとり親控除 35万円
扶養控除 38万円 × 2人 = 76万円
課税所得の計算例
所得 = 収入 ー 経費
課税所得 = 所得 ー 基礎控除48万円 ー ひとり親控除35万円 ー 扶養控除76万円
この計算で課税所得が0円以下になれば、所得税はかかりません。
事業所得か雑所得か
業務委託の仕事は、事業所得または雑所得として申告できます。
事業所得(個人事業主として扱う)
継続的に仕事をしており、主な収入源になっている場合
開業届を出せば、青色申告の特典を受けられる
青色申告なら最大65万円の控除が可能
雑所得(副業や一時的な収入)
収入が不安定で、副業に近い場合
事業所得に比べて、経費の取り扱いが厳しくなることがある
継続的に収入があり、仕事として成り立っている場合は事業所得として申告し、青色申告の活用を検討するのが有利です。
今後の手続き
収入と経費の記録を整理し、確定申告の準備をする
所得が48万円を超える場合は、3月15日までに確定申告を行う
継続的に仕事をする場合は、開業届を提出し、青色申告を活用する
経費をしっかり管理し、適切に申告することで、税負担を減らすことができます。
- 回答日:2025/01/29
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どうすればいいのか不安だったのですが詳しく教えて頂きありがとうございました
これでしっかり確定申告できます投稿日:2025/01/29
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