還付金があった際の処理の方法
freee会計とfreee申告を使用しています。
還付金があった際の処理の方法について教えてください。
①freee会計において、還付金の勘定科目は、「未収還付法人税等」であっていますでしょうか?
②freee申告における別表五(二)の充当金取崩しによる納付には、還付金で戻ってきた金額をマイナスした金額の記載が必要か、それとも還付金を加味せず、前期末に支払った法人税を記載すればよいでしょうか。
③事業税の還付も受けていますが、当期発生税額には還付金を含めますでしょうか?それとも不要でしょうか?
④納税充当金の計算において、還付金はどのように反映されるのが正しいでしょうか?
➄その他の申告資料において、還付金はどのように反映されているべきでしょうか?
、還付金を「雑収入」として処理するのは、原則として間違いです。
「雑収入」が不適切である理由
還付金は、過去に支払った税金が計算の結果、多すぎたために返還されるものです。これは通常の事業活動から生じる収益(例:売上、受取手数料など)とは性質が異なります。
* 損益計算書への影響:
* 「雑収入」として計上すると、税引前利益が不必要に増加してしまいます。
* 税金は、本来、利益から計算されるものです。還付金を収益として計上すると、税金計算前の利益を誤って表示することになり、会社の本当の収益力を判断しにくくなります。
* 会計の原則:
* 税金の還付は、過去の税金費用のマイナス調整として処理するのが適切な会計処理です。
* これは、税金の性質(費用または費用調整)を正しく反映させるためです。
正しい勘定科目
還付金は、本来支払うべき税金が減ったものとして、「法人税、住民税及び事業税」の勘定科目で処理するのが正しいです。これにより、損益計算書上、法人税等の費用が減額されて表示されます。
freee会計のマニュアルもこの考え方に基づいていますので、マニュアル通りの処理をお勧めします。
- 回答日:2025/05/29
- この回答が役にたった:2
ありがとうございます、大変よく理解できました。
投稿日:2025/05/29
回答した税理士
初回完全無料相談/Freee会計専門/山下会計事務所/他ソフトからの移行、全国対応可/まずはお問い合わせください
- 認定アドバイザー
- 愛知県
税理士(登録番号: 100068), 社労士(登録番号: 13210457), 行政書士(登録番号: 16192456), 中小企業診断士(登録番号: 414204), その他
回答者についてくわしく知る還付金の処理は以下の通りです。
* freee会計勘定科目: 「未収還付法人税等」を使います。
* freee申告 別表五(二): 「充当金取崩しによる納付」は、還付金を引かずに前期に支払った額を記載します。
* 事業税還付: 当期発生税額に還付金は含めません。
* 納税充当金: 還付金は納税充当金の計算に直接影響せず、別表五(二)で調整されます。
* その他申告資料: 損益計算書でマイナス表示、未入金なら貸借対照表に計上されます。
freeeが自動で処理するので、基本的な入力が正しければ問題ありません。
- 回答日:2025/05/27
- この回答が役にたった:2
ありがとうございます。大枠理解できました。
付随するもので1点質問させてください。以下のマニュアルについて、納付を当期、還付を翌期に会計処理する方法にて処理した場合、還付金の勘定科目は雑収入の認識なのですが、あっていますでしょうか?以下のマニュアルでは、法人税・住民税及び事業税の勘定科目が指定されておりますが、この勘定科目ですと損益計算書上税引前の収支に反映されないので、雑収入が正しいのかなと思っておりますが、マニュアルと異なるため教えて頂きたいです。https://support.freee.co.jp/hc/ja/articles/900003430006-%E7%A8%8E%E9%A1%8D%E8%AA%BF%E6%95%B4%E3%82%92%E5%88%A9%E7%94%A8%E3%81%99%E3%82%8B#h_01EPR073KB9PYYEM9TN7NFVDVB
投稿日:2025/05/27
回答した税理士
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