資本的支出について
お願いします
20数年前から保有している建物の外壁が壊れてきたため修繕を考えています
ここで資本的支出になるか修繕費になるかですが
基本的に修理目的であれば修繕費でいいと思うのですが
今回の場合、20年前と同じ素材ではなくどうしても現代の技術の進歩から
以前よりも機能的に向上した外壁に交換ということになります
この場合、機能向上が主目的ではないわけですが結果的に機能向上ということになれば
それは資本的支出ということになるでしょうか?
それと外壁だと壊れている部分だけ直すと色合いなどがおかしくなるので
壊れていない部分も直すと思うのですが、その部分についてはあくまで資本的支出になるでしょうか?
うみもと会計事務所
回答させて頂きます。
修繕費か資本的支出に該当するかについての考え方ですが、次の様に考えます。まず、機能的に何ら変わりない従来の外壁に交換した場合には全額修繕費となります。今回、プラスαとして新機能を有する外壁にすると従来の外壁よりも高くなると想定されますが、この増加した金額が資本的支出という事になります。
ただし、実務上は上記対応はそもそも従来と同じ外壁は存在しない等で難しいので、形式基準を利用します。
外壁工事ですので、60万円未満で済むとは想定されないので、
資本的支出と修繕費の区分の特例より支出額の30%相当額かその固定資産の前期末取得価額の10%相当額のいずれか少ない金額を修繕費とするという法人税基本通達 7-8-5を参考下さい。
よろしくお願いいたします。
- 回答日:2022/03/19
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