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飲食店の法人化について

    飲食店を個人事業主として経営しています。
    売上が1200万(利益は3〜500程度)あります。

    消費税免税の期間が来年で無くなり、
    消費税の納税が始まります。

    法人化による
    社会保険や役員社宅なども含め、
    消費税の納税開始の年と同時に
    法人化を考えてます。

    利益額がまだ3-500万と少ないので
    法人化すると他にも経費がかかると思いますので、
    法人化によるメリットは少ないでしょうか?

    税理士さんのご意見をお伺いたいです。

    公認会計士 長南会計事務所

    公認会計士 長南会計事務所

    • 認定アドバイザー評価ランク4
    • 東京都

    税理士(登録番号: 67029), 公認会計士(登録番号: 4694), その他

    法人化した場合に、個人事業主と比較して増加する費用として、
    税理士への報酬や住民税均等割(7万円~)
    があります。
    これに対して、
    社宅、社会保険料、社有車などを経費にすることができる又はしやすいメリットがあります。
    個人的には、所得(≒利益)が500万円以上、
    できれば800万円以上を継続して計上できる場合には、
    法人化する良いタイミングではないかと考えます。
    ただし、今後、多店舗展開や店舗の増床などにより、売上高および利益が拡大する場合には、あらかじめ法人化しておくこともよろしいかと考えます。

    資本金により、消費税が免税となる期間があります。

    また、法人化することにより、
    対外的な信用が高まること
    経営者のモチベーションがUPすること
    などがメリットとしてあります。

    • 回答日:2024/09/02
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    スタートアップ支援 Gemstone税理士法人

    スタートアップ支援 Gemstone税理士法人

    • 認定アドバイザー評価ランク5
    • 東京都

    税理士(登録番号: 3600), 公認会計士(登録番号: 16735)

    飲食店の法人化に関して、特に利益額が3〜500万円程度の場合、法人化によるメリットとデメリットを考える必要があります。
    以下に、法人化を検討する際のポイントをまとめました。

    1.法人化のメリット
    ①消費税の簡易課税制度の適用によって、法人化後、適用できる場合、消費税の納税額を抑えることができる可能性があります。
    ②法人化すると、代表者も含めて社会保険に加入する義務がありますが、これにより将来的な年金や健康保険の保障が手厚くなります。
    ③役員報酬を設定することで、所得税の節税が可能です。また、家族を役員にすることで、家族の所得を分散させ、所得税の累進課税率を低減させることもできます。
    ④役員が社宅を利用する場合、個人負担の家賃が抑えられ、個人の税負担が軽減されます。
    ⑤法人化することで、個人の資産が法人の債務から分離され、経営リスクが限定されます。
      
    2.法人化のデメリット
    ①法人化すると、定款の作成費用や登記費用、毎年の法人住民税の均等割(赤字でも課税される固定額)など、一定のコストがかかります。
    ②社会保険料は法人と従業員(役員含む)が半分ずつ負担しますが、全体の支出が増える可能性があります。
    ③法人化により、経理・税務処理が複雑化し、税理士への依頼が必要になることが多いです。
    ④法人化することで、個人事業税と異なり法人税が発生します。利益が少ないと法人税率が高くなる場合があり、税負担が増える可能性があります。
      
      
    利益額が3〜500万円である場合、法人化による節税効果や社会保険のメリットはあるものの、法人維持費用や事務負担の増加がそのメリットを上回る可能性もあります。微妙なラインです。
    特に、消費税の納税が始まる時期に法人化を検討されている場合、消費税対策としての法人化の有効性と、全体のコスト増加を天秤にかけて判断する必要があります。

    • 回答日:2024/09/02
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