1. 税理士TOP
  2. 税理士相談Q&A
  3. 会社設立・起業
  4. マイクロ法人の事業の分け方について

マイクロ法人の事業の分け方について

    はじめまして。
    現在小売業を営んでおります。

    顧客から商品代と送料を一括で受け取りますが送料はいったん預り金で計上し月末に実際にかかった送料を差し引いた額を売り上げ(以下、送料売上)に計上しています。

    この度マイクロ法人を立ち上げに際し、この送料売上をマイクロ法人の売上にして梱包作業等をお願いしているパートをマイクロ法人で雇うかたちにして小売業と区分できないか検討しております。

    否認リスク等も含めご意見をお聞かせください。

    仕訳イメージ

    (個人事業側)

    ・顧客入金時
    現金150 / 売上(商品代)50
         / 預り金(送料)  100

    ・マイクロ法人へ送金
    預り金(送料)  100 / 現金 100

    ・運送会社へ送料支払い時
    立替金 80 / 現金 80

    ・マイクロ法人より送料分を受入
    現金 80 / 立替金 80

    (法人側)

    ・個人事業から顧客から預かった送料を受入
    現金 100 / 預り金 100

    ・運送会社の送料が確定
    預り金 100 / 未払金 80
           / 売上(送料) 20

    ・個人事業側へ立て替え送料分を送金
    未払金 80 / 現金 80

    スタートアップ支援 Gemstone税理士法人

    スタートアップ支援 Gemstone税理士法人

    • 認定アドバイザー評価ランク5
    • 東京都

    税理士(登録番号: 3600), 公認会計士(登録番号: 16735)

    ご提案されている方法は、税務上のリスクが高く、否認される可能性が高いと思われます。

    小売業の一部である梱包・配送業務をマイクロ法人に移管することは、事業の実態を作為的に分割しているとみなされる可能性が高いです。税務当局は、このような取引を一体のものとして捉え、個人事業とマイクロ法人を一体として課税する可能性があります。

    マイクロ法人は主に個人事業主の節税対策として利用されますが、事業の実態がない場合や、不自然な取引形態がある場合は、税務調査の対象となる可能性が高くなります。

    提示された仕訳は、実際の取引の流れを正確に反映していない可能性があります。特に、送料を預り金として計上し、後に売上に振り替える処理は、取引の実態を適切に表していない可能性があります。

    このような取引構造は、租税回避を目的としたものと解釈される可能性が高く、税務調査の際に否認されるリスクが非常に高いと思われます。

    • 回答日:2024/09/06
    • この回答が役にたった:1
    • この回答が役にたった

    必須

    あと

    必須

    質問投稿者以外は返信できません。メールアドレスは質問者の確認のみに利⽤します。

    質問への回答を投稿してください

    あと

    タグ指定・タグ変更

    タグのみ変更する場合は変更するタグを選択し、投稿内容は何も書かずに「投稿する」ボタンを押してください。

    freee