法人なりした際の既存取引での売り上げ計上
現在個人事業で業務委託のような形で売り上げを計上しています。
この契約期間内に法人化を検討しています。(残り期間は4か月ほど)
その際に、この契約を法人契約に変更(受け取り口座を法人口座)にする必要はあるのでしょうか?業務内容は法人のものと完全に重複するため、所得分散のリスクが懸念されます。
取引先から次回の契約から法人にしてほしいと言われた場合は、それまで個人での売り上げでの計上でも良いのでしょうか?
もしくは、個人口座での受け取り、個人名義での契約でも法人として計上することは問題ないのでしょうか?
法人化を検討されている場合、契約を法人名義に変更し、受け取り口座も法人口座にすることが一般的です。取引先から次回の契約から法人にしてほしいと言われた場合は、それまでは個人事業として売り上げを計上することが可能です。個人口座での受け取りや個人名義での契約で法人として計上することは、税務上問題が生じる可能性があるため、法人化後は法人名義での契約に切り替えることをお勧めします。
- 回答日:2025/09/22
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回答した税理士
💡法人決算申告の単発依頼は10万円~💡法人顧問2万円~、個人顧問1万円~ 埼玉県ふじみ野市の会計事務所
- 認定アドバイザー
- 埼玉県
税理士(登録番号: 150146), 公認会計士(登録番号: 32993)
回答者についてくわしく知る法人化後は、取引先との契約を法人名義にし、報酬も法人口座で受け取りましょう。
法人契約を個人口座で受け取るのはNGです(所得の混同リスク)
・法人化前の契約は個人名義のままで問題ないが、その売上は個人で計上しましょう
「法人として業務を請け負っている」という実態があるなら、契約・口座とも法人名義に移行するのが適切です
- 回答日:2025/07/23
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法人成後においても、契約が個人名義のままで報酬を個人口座で受け取った場合、その売上は原則として個人事業主の所得とみなされます。法人と個人は別人格であり、契約名義・振込口座・実際の業務提供主体が法人か個人かで判断されます。仮に業務内容が法人と重複していても、契約と受領実態が個人であれば、法人の収益とはされず、所得分散とみなされるリスクも高くなります。したがって、法人化後に同契約を継続する場合は、契約名義を法人に変更し、報酬も法人口座で受領するのが原則です。取引先から「次回契約から法人で」と言われた場合は、それまでは個人名義での売上計上で問題ありません。ただし、法人化のタイミングで業務実態と契約を一致させることが重要であり、税務上のリスクを避けるためにも、契約書の切り替えを推奨します。
- 回答日:2025/07/23
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