社会保険料の差分について
お世話になっております。
freee会計の自動で経理にて、「社会保険料等(国庫金)」が同期されております。(日本年金から通知されている社会保険料の送信をしたためです。)
決済するには、freee人事労務の給与計算にて同期された取引との紐付けをする必要があります。
ただ、この金額が一致しないケースがあります。
このケースにおいて、どのような対応が必要でしょうか。
何をどのように具体的に確認し、修正の上、決済することが可能か、ご教示いただきたいです。
よろしくお願いいたします。
丁寧・安心・誠実がモットー、全国対応の【ふじみよし会計事務所】が、心をこめてご回答いたします。
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■ freee会計の「社会保険料等(国庫金)」とfreee人事労務の同期額が一致しない場合の対応
社会保険料の金額が一致しない場合、以下の手順で確認し、修正することで、適切に決済処理を行うことができます。
1. 差額の要因を特定する
主な原因として考えられるもの
✓ 算定基礎届や月額変更届の影響
→ 毎年7月の算定基礎届や、給与変動による月額変更届により、社会保険料が変動する場合があります。
✓ 賞与分の社会保険料が含まれている
→ 社会保険料は、毎月の給与分と賞与分が別で計算されるため、賞与支給月にズレが生じる可能性があります。
✓ 決済が分割されている
→ 前月の未払い分と今月分をまとめて支払っている場合、ズレが発生します。
✓ 労災保険料が合算されている
→ 労働保険(雇用保険・労災保険)が同時に引き落とされる場合があります。
✓ 控除ミス(未払い、追加控除)
→ 人事労務ソフト側で控除ミスがあり、帳簿上の計算と実際の引き落としがズレている可能性があります。
2. 確認すべきポイント
✓ freee人事労務の給与計算と社会保険料の明細を比較
→ freee人事労務の「社会保険料の計算結果」と「実際の引き落とし額」を確認します。
✓ 日本年金機構の納付書や決済通知書を確認
→ 日本年金機構から送られる納付書や引き落とし通知書を確認し、金額のズレを特定します。
✓ 賞与分の社会保険料が含まれているか確認
→ 賞与支給月に社会保険料が増減していないか確認します。
✓ 仕訳の記録方法を確認
→ 過去に「未払費用」などで処理していた場合、二重計上がないかを確認します。
3. 修正方法(具体的な対応)
■ (A) freee人事労務の給与計算と社会保険料の引き落とし額が一致している場合
✓ freee人事労務の取引とfreee会計の「社会保険料等(国庫金)」の取引をそのまま紐付けて決済すればOK。
■ (B) freee人事労務の計算額と同期された社会保険料額が異なる場合(差額が発生)
❶ ズレの原因を特定(賞与分、月額変更、未払計上など)
❷ 未払いがある場合、未払費用や未払金として仕訳修正
【仕訳例(前月の未払い分がある場合)】
未払いが発生している場合、以下の仕訳で調整できます。
▶ 前月に未払い計上していた場合の支払時の仕訳
(借方)未払費用 50,000円 / (貸方)普通預金 50,000円
▶ 未払い分がなかった場合に追加で支払う場合
(借方)法定福利費 50,000円 / (貸方)普通預金 50,000円
❸ 修正仕訳を入力した後、freee会計上で取引の決済処理を実行
■ (C) 社会保険料に誤りがある場合(控除額のズレ)
✓ 人事労務側の給与計算を修正(過去の給与計算を見直し、正しい金額に変更)
✓ 過去の仕訳が誤っている場合は、修正仕訳を入れる
4. まとめ
freee人事労務の計算額と、日本年金機構の請求額を照合する
金額のズレの原因を特定(賞与分、月額変更、未払い、労災保険の影響など)
ズレがある場合は、未払費用や法定福利費として仕訳修正
修正後、freee会計で決済処理を行う
この方法で正しく処理すれば問題なく決済できます。
ご不明な点があれば、お気軽にご相談ください。
- 回答日:2025/02/02
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freee会計とfreee人事労務の連携で社会保険料が一致しない場合、まず原因を特定します。主な原因は、給与計算の誤り、freee人事労務の設定ミス、日本年金機構からの通知とのずれ、freee会計の仕訳処理の誤りなどが考えられます。確認手順としては、freee人事労務の給与計算結果、従業員情報、社会保険料設定、日本年金機構からの通知、freee会計の仕訳処理をそれぞれ確認します。原因を特定したら、freee人事労務で給与計算や設定を修正したり、freee会計で仕訳を修正したりします。修正後、freee会計で決済処理を行います。
- 回答日:2025/02/02
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freee会計で「社会保険料等(国庫金)」が同期された際、freee人事労務の給与計算との金額が一致しない場合は、以下を確認・対応してください。
内訳確認:freee人事労務の社会保険料と、日本年金機構の通知金額の内訳を比較し、控除額(従業員負担分)と事業主負担分の差異を特定。
計算ミスの確認:給与計算時の設定(等級・料率・控除期間)に誤りがないかをチェック。
ズレの発生原因の特定:前月調整、賞与分の反映漏れ、納付タイミングのズレなどを確認。
修正方法:原因に応じてfreee人事労務側の修正、または会計側で仕訳を分割・調整し、適切に決済を実施。
- 回答日:2025/02/19
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