退職者の源泉徴収票について
7月末で退職をする者がいるのですが、7月分の給与は8月10日に支払うことになります。その際、退職者に渡さないといけない源泉徴収票は、8月10日の給与を含めて発行して8月10日以降に退職者に渡すのでしょうか?それとも、7月末で退職なので、7月末までの源泉徴収票を発行して渡すのでしょうか?教えてください。
7月分の給与を含めた最終的な金額で源泉徴収票を発行し、8月10日の給与支払い日以降に退職者の方にお渡しください。
所得税法では、退職者に対して、その年の1月1日から退職日までに支払いが確定した給与(今回の場合は7月分の給与も含む)について、退職日から1ヶ月以内に源泉徴収票を交付する義務があります。
ですので、8月10日に7月分の給与が支払われ、その金額が確定した後に、それまでのすべての給与を含んだ形で源泉徴収票を作成し、速やかに交付することが適切です。
退職された方は、新しい職場での年末調整やご自身で確定申告をする際にこの源泉徴収票が必要となりますので、遅れることなくお渡しいただけるようご準備ください。
- 回答日:2025/07/25
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回答した税理士
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- 埼玉県
税理士(登録番号: 1470), 公認会計士(登録番号: 3018428)
回答者についてくわしく知る源泉徴収票は、「退職時にその年中に支払った給与等の全額を記載したもの」を発行する必要があります。このため、7月末に退職する方であっても、8月10日に支払う7月分給与が最後の給与である場合は、その支払いが確定してから源泉徴収票を作成し、退職者に交付するのが正しい手順です。したがって、8月10日以降にその給与を含めた源泉徴収票を発行し、できるだけ速やかに(法令上は退職日から1か月以内)退職者に渡す必要があります。7月末時点で源泉徴収票を渡すのは、支払金額が確定していないため適切ではありません。
- 回答日:2025/07/15
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