従業員からの借入について
会社の運転資金として、父から借りようと思っております。父は同じ会社の役員ではなく従業員です。
会社が父から借入した場合、贈与となり、贈与税がかかりますか?
また、贈与とならない方法はありますか?
ご質問をいただきありがとうございます。
税理士法人ゼロベースの共同代表をしています、税理士の渡辺勇教です。
会社が従業員であるお父様から借入をする場合、その取引が贈与とみなされるかどうかは、取引の条件や扱い方によって異なります。一般的に、以下のような点が考慮されます。
金利の有無
返済計画
契約書の存在
贈与とみなされない方法を確実にするためには、契約時にご留意すべき点は以下となります。
・市場レートでの金利を適用する
・借入契約書には、 両者の間で契約の締結、収入印紙の添付・押印、契約内容(金利、返済期間、返済方法など)を明記
・返済計画に基づき返済を実行する
仮に返済スケジュールの見直し等を行う場合は、それに伴う覚書の締結がより贈与リスクの軽減につながると考えられます。
- 回答日:2024/01/17
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