売上にするべきか立替にするべきか
質問をお願いいたします。
お客様に紛失した鍵代請求55000円(消費税込み)を現在売上にしてるのですが、実際の費用は41800円、うち13200円が弊社の手数料としてもらう売上です。売上に対して親会社にロイヤリティを払う都合上、できれば売上額は多くない方がいいとのことで、上から指示が下りてきました。しかし、このような売上が非常に多いので、実際にかかった費用と取り立てる費用の立替計上がしっかりできるかということと、消費税の支払いや、課税売上割合的に、どちらの方がいいのでしょうか。尚、弊社は課税売上割合は95%以下のビジネスです。
宜しくお願いいたします。
■ 売上計上と費用計上の検討
・立替計上を検討する場合、紛失した鍵代41800円を立替金として処理し、弊社の手数料13200円のみを売上として計上する方法があります。
・この方法では、41800円は立替金として費用計上され、弊社の売上は13200円となります。
・消費税については、13200円に対して消費税を計上することになります。
・課税売上割合への影響として、売上を少なく計上することで、課税売上割合が95%以下を維持しやすくなる可能性があります。
■ 消費税の取り扱い
・消費税の支払いに関しては、13200円の売上に対してのみ消費税を計上するため、支払う消費税額は減少します。
■ まとめ
・売上を少なく計上することで、親会社へのロイヤリティ支払いを抑えることができます。
・課税売上割合も95%以下を維持しやすくなるため、この方法が適しています。
以上の内容で対応を検討することができます。
- 回答日:2025/07/24
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回答した税理士
💡法人決算申告の単発依頼は15万円~(5月決算残り2枠、6月決算残り3枠)💡法人顧問2万円~、個人顧問1万円~ 埼玉県ふじみ野市の会計事務所
- 認定アドバイザー
- 埼玉県
税理士(登録番号: 150146), 公認会計士(登録番号: 32993)
回答者についてくわしく知るご質問のケースでは、以下の要素を総合的に考慮して判断する必要があります。
ロイヤリティ: 売上額を抑えたいというご要望があるため、立替計上が有利です。
消費税: 立替金は課税対象とならないため、消費税の負担を軽減できます。
課税売上割合: 課税売上割合への影響を考慮する必要があります。
税務リスク: 税務署から、立替金ではなく売上とみなされるリスクがあります。
事務処理の煩雑さ: 立替金処理は、売上処理に比べて事務処理が煩雑になる可能性があります。
以下のいずれかの方向で検討するのが良いと考えられます。
立替計上: お客様との間で立替金に関する契約書を作成し、鍵の再発行費用を立替金として処理します。この場合、事務手数料相当額は別途、別の名目で請求する必要があります。ただし、税務署から売上とみなされるリスクがあるため、事前に税務署に確認することをおすすめします。
売上計上(手数料部分のみ): 鍵の再発行費用(41,800円)は立替金として処理し、事務手数料(13,200円)のみを売上として計上します。この場合、ロイヤリティの負担を抑えつつ、税務リスクを軽減できます。
売上計上(従来通り): 従来通り、紛失鍵代(55,000円)を売上として計上します。この場合、会計処理は最も容易ですが、ロイヤリティの負担が大きくなります。
- 回答日:2025/05/13
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