必要経費を自分でやる事でメリットがあるのか
必要経費として修繕費などに出来るもの(外壁修復、壁紙貼り替えなど)は自分でやると経費に計上できないですよね。それって業者に頼んで経費として処理する方が、税金や手間的にも得なのでしょうか?自分でやっるとお金が発生しないので、出費は出ないですが、経費に計上出来ないので所得税に影響しないですか?
荒井会計事務所
- 認定アドバイザー
- 群馬県
税理士(登録番号: 63578), 公認会計士(登録番号: 35025), 社労士(登録番号: 13120156), 行政書士(登録番号: 16140764), 中小企業診断士(登録番号: 421403)
はじめまして。
質問者の方が想定されているとおり、個人事業の方が事業主自身の労務費といったものを必要経費として計上することは原則できないと考えられます。
ただし、ご質問の事業にかかる事業所などの補修にかかる材料費などは必要経費に計上することは可能です。
一方で業者の方に依頼いただくと、工賃や材料費は当然のことながら事業に関わる部分は必要経費にすることができますので、所得を減らすという意味では税効果は見られますと思います。
しかし、考え方としては時間などのリソースは有限ですので、
事業主自身が使える時間やリソースをそういったお金は生まないが支出も生まない社内作業を自身でした場合と、「価値(売上)をつくる」時間にあてていただ場合とどちらがより手元にお金が残るかを試算いただいた時、支出以上の価値をつくる時間にあてていただく方が良いと決断されるケースが私たちが関与している事業者の方では多いように思います。
- 回答日:2021/09/03
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菅原裕和税理士事務所
こんにちは!
自分でやる場合には、壁紙だったりを購入した金額はもちろん修繕費となります。業者に頼んだほうが経費は大きくなるでしょうがその分お金は出ていくわけですね
その業者に払ってお金が出ていくよりも税金として払ったほうが結果として
手元に残る金額は多くなります
例えば1万円業者に払えば、1万円が経費になりますが1万円が出ていくわけです
しかし何もしない場合にはこの1万円に税金がかかるのですが、
個人の場合だと最大でも所得税の税率が45%ですので、5,500円は残る
ということになりますね(住民税は考慮していません)
なので節税のためになにかにお金を使う、ということを考えているのでしたら、やらないで税金として払ったほうが結果として手残りはおおくなる
ということを覚えておいていただけるといいかなと思います!
- 回答日:2021/09/03
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自分で修繕を行うと、支出が発生しないため経費計上できず、結果的に所得税の節税効果はありません。一方、業者に依頼すれば費用が発生し、その分を経費として計上できるため、所得を圧縮し税負担を軽減できます。ただし、業者に頼むことで出費が増えるため、支払う金額と節税額を比較し、どちらが得か判断する必要があります。また、自分で行う場合は時間や労力がかかる点も考慮すべきです。
- 回答日:2025/02/16
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ご自身で外壁修復や壁紙の貼り替えを行う場合、外部業者への支払いが発生しないため、その作業に対する費用を経費として計上することはできません。その結果、経費が増えないため、課税所得が減少せず、所得税の軽減にはつながりません。
一方、業者に依頼して修繕を行うと、その支出を修繕費や資本的支出として経費計上できます。これにより、課税所得が減少し、所得税の負担が軽減される可能性があります。ただし、業者への支払いが現金流出を伴うため、手元の資金状況や修繕の必要性を考慮して判断することが重要です。
また、修繕費として計上できるか、資本的支出として資産計上するかは、修繕の内容や金額によって異なります。詳細については、国税庁のガイドラインをご参照ください。
最適な選択をするためには、税理士などの専門家に相談されることをお勧めします。
- 回答日:2025/02/06
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