株式売却益が結構な額になるのですが、よい節税方法はありますか?
相続で得た株の売却益が結構な額になるのですが、節税にはどのようなものがありますか?
税金に数千万もっていかれるならと思いこちらに質問させていただきました。
特定口座ではありません。不動産等を購入した方がいいのでしょうか?
よろしくお願いいたします。
荒井会計事務所
- 認定アドバイザー
- 群馬県
税理士(登録番号: 63578), 公認会計士(登録番号: 35025), 社労士(登録番号: 13120156), 行政書士(登録番号: 16140764), 中小企業診断士(登録番号: 421403)
はじめまして。
株式の譲渡益については、分離課税での計算となります。
分離課税は、他の所得とは合算しないで別々に課税計算する方法ですので、質問者の方が記載されているような節税方法はかなり限定的です。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1463.htm
(株式等を譲渡したときの課税(申告分離課税) 国税庁)
一般的な節税方法としては、
(1)上場株式等に係る譲渡損失と上場株式等に係る配当所得等との損益通算
株で損が出ているような場合には損益通算ができるため、例えば複数の口座で益が出ている口座と損が出ている口座を通算して申告することにより、税額を少なくすることができます。
(2)上場株式等に係る譲渡損失の繰越控除
譲渡損失は翌年以降3年間にわたって上場株式等にかかる譲渡所得の金額から繰越控除が認められています。過去に株式の譲渡所得で損が出ており、繰越をしているような場合には繰越した分を控除することができます。
(3)相続財産を譲渡した場合の取得費の特例
相続により取得されたとのことですので、相続税の申告期限から3年を経過するまでに譲渡しているような場合には、相続税額のうち一定の金額を譲渡資産の取得費に加算することができる特例です。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/joto/3267.htm
(相続財産を譲渡した場合の取得費の特例 国税庁)
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1464.htm
(譲渡した株式等の取得費 国税庁)
株の譲渡は上場株式を前提に回答させていただいております。
非上場などが含まれている場合や、他の所得との関係性、税額の計算等、上記の対策等でどの程度の効果があるのかなどスポットでも専門家にご相談いただくことをおすすめいたします。
- 回答日:2021/09/06
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相続で得た株の売却益に対する節税策として、①ふるさと納税(上限はあるが住民税控除)、②NISA口座での再投資(非課税枠活用)、③不動産投資(減価償却を活用)、④法人設立(株の売却益を法人で受けることで税率を調整)、⑤損益通算(他の株式の損失と相殺)などが考えられます。特定口座でない場合、取得価額を正確に計算することも重要です。大きな額なら税理士と相談し、資産運用を含めた最適なプランを検討することをおすすめします。
- 回答日:2025/02/16
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相続で取得した株式の売却益には、所得税および住民税が課され、合計で約20%の税率となります。
節税対策として、不動産投資を検討することも一つの方法です。
不動産投資では、減価償却費やローン金利、修繕費などを経費として計上でき、所得税や住民税の軽減が期待できます。
ただし、不動産投資にはリスクも伴うため、慎重な検討が必要です。
具体的な節税策は個々の状況によって異なりますので、税理士などの専門家に相談されることをお勧めします。
- 回答日:2025/02/07
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