クラウドファンディングの収入について
クラウドファンディングで、900万円近い収入があります。
節税のために、できることはやっていきたいのですが、小売業の為ある程度の仕入れ資金は手元に置いておきたいと思っています。
ご支援いただいた資金が、税金としての支払いに消えてしまうのがとても怖いです。
手元に残す金額、
節税対策をすべき金額
はどのように計算すれば良いのでしょうか。
教えてください。
荒井会計事務所
- 認定アドバイザー
- 群馬県
税理士(登録番号: 63578), 公認会計士(登録番号: 35025), 社労士(登録番号: 13120156), 行政書士(登録番号: 16140764), 中小企業診断士(登録番号: 421403)
小売業とのことですので、クラウドファンディングのなかでも、支援者への商品などのリターンがあるもの(購入型)でという前提でお答えします。
購入型の場合には、支援者への商品提供は長期にわたる場合がありその間に決算期などが到来してしまうような場合には税金を支払わなくてはというお考えになるかと思います。
しかし、商品の提供が行われるまでは、900万円の収入は「前受金」という勘定科目を使い、預かっている状態の処理を行い、商品提供時に「売上高」に更新(科目の変更)または振替処理をすることがまず必要な対策と考えられます。こうすることで、仕入れなどの原価がかかる前に税金がかかることを防ぐことができます。
つまり、手元に残す金額はまだ商品提供を行なっていない収入金額、節税対策すべき金額も同様です。
ただし、仕入などの原価についても前受金として処理している部分については棚卸資産など原価に含まないように処理するなどの注意もあります。また、寄付型など他の類型のクラウドファンディングや組み合わせとなるような場合や他の対策を打つ必要があるような場合には、専門家へのご相談をお勧めいたします。
- 回答日:2021/08/17
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