法人が社長から車を借りた場合の仕訳について
自動車税、保険料、車検定期点検、ガソリン、オイル交換代など維持費を使用割合を考えて按分(50%,50%)します。
例えばガソリン代について、下記のどちらの方法が仕訳上簡単でしょうか?
①代表個人がクレジットカードで支払い、後に法人が50%分を代表個人に支払う
②法人がクレジットカードで支払い、後に代表個人が法人に支払う
ガソリン代の仕訳において、②法人がクレジットカードで支払い、後に代表個人が法人に支払う方法が仕訳上より簡単です。
仕訳の簡便性:
②の方法では、最初に全額を経費計上し、後で個人負担分を相殺する形になるため、処理がシンプルになります。具体的な仕訳は以下のようになります:
法人がクレジットカードで支払った時: (借) 車両費 10,000円 / (貸) 未払金 10,000円
代表個人が法人に支払う時: (借) 未収入金 5,000円 / (貸) 車両費 5,000円
勘定科目の選択:
ガソリン代の勘定科目には、車両費、旅費交通費、燃料費、消耗品費などが一般的に使用されます。会社の状況や管理目的に応じて適切な勘定科目を選択します。
継続性の原則:
一度選択した勘定科目は、継続して使用することが重要です。これは会計の「継続性の原則」に基づいています。
按分計算の根拠:
使用割合(この場合50%:50%)の根拠を明確にし、記録しておく必要があります。これは税務調査などの際に重要となります。
消費税の処理:
ガソリン代は課税仕入れとなるため、消費税の計算に注意が必要です。
個人事業主の場合:
個人事業主の場合は、事業使用分のみを経費として計上し、プライベート使用分は経費にしないよう注意が必要です。
これらの点を考慮すると、②の方法が仕訳上より簡単で管理しやすいと言えます。
- 回答日:2024/08/28
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