pitapaの利用額割引、利用回数割引の仕分けについて
pitapaの利用額について、旅費交通費として仕分けをしています。
freeeとpitapaを連携して取り込んだデータに「利用額割引」「利用回数割引」があるのですが、この2つはどのように仕分けをすればよろしいでしょうか。
ご回答いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
丁寧・安心・誠実がモットー、池袋から25分、埼玉県ふじみ野市の”ふじみよし会計事務所”が、心をこめてご回答いたします。
PiTaPaの「利用額割引」「利用回数割引」の仕訳方法
PiTaPaを利用しており、旅費交通費として処理している場合、
「利用額割引」「利用回数割引」は**経費のマイナス調整(値引き処理)**として扱うのが適切です。
① PiTaPaの利用時の仕訳(通常の交通費処理)
毎月のPiTaPa利用額を「旅費交通費」として処理します。
例:PiTaPa利用額 10,000円(旅費交通費)
借方:旅費交通費/10,000円
貸方:未払金(またはPiTaPa支払口座)/10,000円
② PiTaPaの割引を受けた際の仕訳
1. 利用額割引(一定額を超えると割引)
PiTaPaの「利用額割引」は、一定金額以上の利用に対して適用されるため、**旅費交通費の減額処理(値引き)**を行います。
例:利用額割引 500円(利用額10,000円 → 9,500円に割引)
借方:未払金(またはPiTaPa支払口座)/-500円(相殺処理)
貸方:旅費交通費/-500円(費用減額)
または、割引を収益扱いにする場合
借方:未払金(またはPiTaPa支払口座)/500円
貸方:雑収入/500円
2. 利用回数割引(回数に応じた割引)
PiTaPaの「利用回数割引」も同様に、旅費交通費の減額処理を行います。
例:利用回数割引 300円
借方:未払金(またはPiTaPa支払口座)/-300円(相殺処理)
貸方:旅費交通費/-300円(費用減額)
または、収益として処理する場合
借方:未払金(またはPiTaPa支払口座)/300円
貸方:雑収入/300円
③ freeeでの処理方法
PiTaPaとfreeeを連携している場合、割引がマイナスの入出金データとして取り込まれることがあるため、「旅費交通費の減額処理」として登録するのが適切 です。
【freeeでの処理方法】
PiTaPa利用額 → 「旅費交通費」として登録
利用額割引・利用回数割引 → 「旅費交通費(マイナス)」として登録するか、「雑収入」として登録
どちらの方法でも問題ありませんが、旅費交通費の減額処理をする方が実態に合うためおすすめ です。
まとめ
✓ PiTaPaの利用額割引・利用回数割引は「旅費交通費のマイナス調整」として処理するのが一般的
✓ 収益扱いにする場合は「雑収入」で処理することも可能
✓ freeeでは、「旅費交通費のマイナス」として登録すればスムーズ
この方法で処理すれば、適切な会計処理が可能になります。
- 回答日:2025/01/29
- この回答が役にたった:1
- この回答が役にたった