自己株式取得時の会計・税務仕訳について
自己株式取得に関わる仕訳について教えてください。
今回、取得のみで処分・消去はおこなっておりません。
株式の価格等は以下の内容となっております。
・資本金
¥1,000,000
株数 100株
・株式発行時の株価
1株 ¥10,000 X 40株 = ¥400,000
・自己株式取得時の買い取り価格
1株 ¥20,000 X 40株 = ¥800,000
株主の利益 ¥400,000
ネットで情報を調べると、会計仕訳と税務仕訳の2つについての説明がありました。
【会計処理】
自己株式 / 現金預金
【税務処理】
資本金等の額 / 現金
利益積立金 / 預り金
現在、取得時に会計処理に準じて以下の仕訳を行っています。
自己株式 ¥800,000 / 現金預金 ¥718,740
/ 預り金 ¥81,260
この状態では税務処理がされていない状態なので、
なんらかの仕訳を行う必要があると思いますが、
この場合、会計処理 + 税務処理 の2種の仕訳を行う必要があるのでしょうか?
または、会計処理・税務処理のいずれかのみとなりますでしょうか?
税務処理を行う場合、想定している具体的な仕訳は以下の内容です。
資本金 ¥400,000 / 現金預金 ¥718,740
繰越利益 ¥400,000 / 預り金 ¥81,260
決算処理を行っており、この点が気になりましたので質問させていいただきました。
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■自己株式取得に関わる仕訳について
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自己株式を取得する際には、会計処理と税務処理の両方を考慮する必要があります。
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「会計処理」では、自己株式の取得額を「自己株式」として計上します。あなたが行っている仕訳は、次の通りです。
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・自己株式 ¥800,000 / 現金預金 ¥718,740
・預り金 ¥81,260
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一方、「税務処理」では、資本金等の額の減少や利益積立金の減少を考慮する必要があります。想定している税務仕訳は次の通りです。
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・資本金 ¥400,000 / 現金預金 ¥718,740
・繰越利益 ¥400,000 / 預り金 ¥81,260
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したがって、会計処理と税務処理の両方を行う必要があります。
- 回答日:2025/02/23
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