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赤字経営と青色専従者給与と経費について

    開業して3年目の個人事業主(青色申告)です。

    3年目ですが赤字を繰り越しており、2年間所得はゼロでした。
    少しずつ利益は出ていますが、人手が必要なため、夫(退職)に一緒にやってもらう事にしました。

    現時点で今年も赤字になる可能性が高いです。
    (現在は、別の口座の預金で生活しています)

    今年の6月から夫に事業を手伝ってもらっており、専従者として届出を出そうと考えています。

    ①通年赤字経営の状態であっても、要件を満たし、職務内容と給与の金額が妥当であれば、専従者とすることはできますか。

    ②経常的に赤字の場合で給与を支払っていると、税務調査や専従者給与の経費が否認されるケースがあると聞きます。
    職務内容と給与の金額が妥当であれば問題ない、という意見もお聞きします。
    もし、前者であるなら黒字になるまで届出を出すのは控えようとも考えていますが、実際、赤字が理由という事で否認されるのでしょうか。

    ③ ①が可能の場合、専従者給与以外で夫に係る経費(消耗品や通信費など)も計上することはできますか。
    また、それは届出後にしか計上できないのでしょうか。
    (6月から働いてもらっている→届出は8月など)

    ④ ③が可能の場合、事業のため夫婦で「視察旅行」をしたとして、交通費や宿泊費などは経費として認められますか。やはり家族旅行とみなされ不可でしょうか。
    (ちなみにその際は視察先でのレポートや領収書を資料として残す予定です)

    お忙しいところ、恐縮ですがよろしくお願いいたします。

    山本尚子税理士事務所

    山本尚子税理士事務所

    • 認定アドバイザー評価ランク3
    • 千葉県

    税理士(登録番号: 138721)

    ①できます。
    ②『事業所得を赤字にして他の所得と損益通算をする等』の意図があからさまであれば否認のリスクはあると思います。
    ③できます。
    ④内容を説明でき、妥当であれば否認リスクは低いですが、夫婦で100%視察旅行か…という点があるので、何割かは自己否認(家事費とする)すれば、尚いいかと思います。

    身内が絡むと経費の妥当性が特に問われますが、質問主様の仰るように、
    職務内容・金額の妥当性・経費と業務の関連性
    上記を説明できるようにしておけば、否認リスクは低いと考えます。

    • 回答日:2023/07/19
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