社団法人設立に伴う設立前出費の記帳に関する相談
表題の件、助言を賜りたく、ご質問させていただきます。
私は昨年の10月末に社団法人を設立し、それまでの個人事業の一部(イベント事業)を新設した法人に移行しました。11月には今年度のイベントを控えており、収入・支出、口座新設などの準備が間に合わず、完全な移行が遅れてしまいました。
現在、5月の決算に向けて、口座資金を含めた事業の完全な移行を計画しています。この過程で、設立前に発生したいくつかの出費や支払いを適切に法人の経理に記帳する方法について、貴殿の専門的な見解を伺いたく思います。
具体的には、以下の点についてご相談させていただきたいです。
設立前に発生した出費や支払い(例:法的費用、登記費用など)を社団法人の経理記録にどのように反映させるべきか。
これらの取引を実際に発生した日付で記録すべきか、または設立日に一括して記帳する方法が適切かどうかについて。
設立前の支出を「設立費用」として計上する場合、その後の処理(例:費用の償却方法等)についての適切な方法。
また、freeeの経理ソフトを使用して設立前の取引を記帳する際の具体的な手順や注意点についても、ご教示いただけますと幸いです。
会計の正確性と透明性を確保するため、実際に発生した日付での記帳が基本だと理解していますが、設立前の出費に関しては特別な取り扱いが必要かもしれません。適切な記帳方法についてのアドバイスをいただければ幸いです。
ご多忙のところ恐縮ですが、何卒宜しくお願い申し上げます。
設立前までに出費した法的費用や登記費用などについては、創立費として設立日に一括して記帳して頂ければ良いです。
また、創立費は、会計上の繰延資産であり、税務上は任意償却とされています。ですので、任意の金額を任意のタイミングで償却(費用化)可能です。
そのため、赤字の間は償却せず、黒字となった任意の年に未償却残高すべてを償却することも可能です。
freeeの手順については、以下をご参照いただければと思います。
https://navi.freee.co.jp/scenes/277?q=&utm_source=search&utm_medium=search_form&category=&sub_category=&timing=%E6%9C%9F%E6%9C%AB&query=
- 回答日:2024/02/09
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