法人化に際しての仕掛品について
個人事業で農業と製造業を営んでいましたが、8月に農業部門を法人化し、製造業と分離しました。法人設立以前に農業で掛かっている肥料費や種苗費、農薬費、人件費はどのように処理すればよろしいでしょうか。
お世話になります。
大まかなイメージで説明します。
ーーーー
『肥料費や種苗費、農薬費』
①2024年8月迄の売上は個人事業主、2024年9月以降の売上高は会社
②それぞの原価や経費は①の売上に対応する側で計上することとなります。
③2024年8月末で残っている分は、2024年9月に会社へ個人事業主から譲渡などで移転する処理をすることとなります。(売上に対応させるため)
④2024年8月末で栽培途中の収穫予定のものは2024年9月に個人事業主から会社へ譲渡などで移転する処理をすることとなります。(売上に対応させるため)
ーーーー
『人件費』
①それぞれの会社で集計することとなります。
②ただ収穫物の原価として集計している箇所がありましたら、その部分は個人事業から会社へ譲渡などで移転する処理をすることとなります。(売上に対応させるため)
ーーーー
具体的な処理方法は、事業内容を把握したうえでどなたか専門家に相談されたほうが良いと思いました。
ご参考になれば。
- 回答日:2024/10/01
- この回答が役にたった:0
- この回答が役にたった
法人化に際しての仕掛品計上は必要です。具体的には、法人化する際に、農業部門にかかっていた肥料費、種苗費、農薬費、人件費などの費用は、法人の開始時における棚卸資産として計上する必要があります。
法人を設立することで、個人事業から法人へ資産や負債が移転します。その際、農業における未収穫の作物や育成途中の資産は「未収穫農産物」や「仕掛品」として棚卸資産に計上されます。これにより、法人として農業事業を開始する時点での資産状態を正確に反映させることができます。
肥料費や種苗費、農薬費といった生産にかかる費用は、法人化前の個人事業主の事業段階で発生していますが、法人の会計においてはこれらを棚卸資産の一部として計上することで、法人の期首資産として扱われます。これにより、費用が適切に法人化後の会計年度に引き継がれる形となり、法人としての経済活動が正確に記録されます。
人件費についても、法人化前に支出されたものであれば、法人の経費としては計上されませんが、法人の事業開始時に関わる人件費は引き続き通常の人件費として経理されます。
- 回答日:2024/09/30
- この回答が役にたった:0
- この回答が役にたった