フリーランス医師の法人設立について
初めまして。相談させていただきます。
私も妻も医師で、私はフリーランス医師、妻は常勤医です。
私は非常勤医師(年収1500万)と、それ以外に画像読影バイト(年収300万)で収入を得ています。
現在、有料職業紹介業の資格をとりマイクロ法人を作ろうと考えています。
法人化により、自分の有料職業紹介業を通し非常勤先と契約し給与の一部を紹介料として法人へ、また読影バイトの収入は法人と業務委託契約としてすべて法人への収入と考えています。
法人化を考えたのは、収入の一部を法人税率へ、社会保険料の最適化、小規模共済、社宅による節税効果が大きいと判断したからです。
以上を踏まえ今回相談させていただきたいのは下記事項です。
1) 自社の有料職業紹介業を通して非常勤先から給与の一部を紹介料(20%程度)として法人収入にすることは問題ないでしょうか?
2) 経費について
法人収入500万程度を見込んでいますが、その場合法人の経費(役員報酬、社宅)が300万程度になった場合、経費率が高いのですが問題ないのでしょうか?
また経費が増え赤字決済になった場合、必要経費であれば問題ないのでしょうか?
3)社宅について
2)の内容と重複しますが社宅の経費について、法人収入500万程度で240万の社宅経費(家賃40万/月、経費50%)をつけることは問題ないのでしょうか?
ご教授いただけると幸いです。どうぞ宜しくお願いいたします。
>1) 自社の有料職業紹介業を通して非常勤先から給与の一部を紹介料(20%程度)として法人収入にすることは問題ないでしょうか?
→税法上はあくまで契約された収入に応じて税務申告すれば問題とないと考えます。例えば非常勤先との契約が8割分が給与、2割分が法人への業務委託としているならば8割分を給与所得、2割分を法人の売上とすれば問題ないかと思います。その他の法律上の問題点については専門外のためわかりかねます。
>2) 経費について
法人収入500万程度を見込んでいますが、その場合法人の経費(役員報酬、社宅)が300万程度になった場合、経費率が高いのですが問題ないのでしょうか?
また経費が増え赤字決済になった場合、必要経費であれば問題ないのでしょうか?
→「問題」という意味によりますが、経費率が高くても必要経費を計上した結果赤字になることは税法上は問題ありません。税務調査の対象に選定される可能性が高くなるということはあるかもしれませんが、こちらも税務署次第ですし、必要経費を正しく計上しているのであれば問題ないかと思います。
>3)社宅について
2)の内容と重複しますが社宅の経費について、法人収入500万程度で240万の社宅経費(家賃40万/月、経費50%)をつけることは問題ないのでしょうか?
→社宅とする場合は当然法人名義で賃貸借契約を結ぶ必要があります。法人名義の社宅の場合、家賃40万円/月が経費となりますので480万円となります。そして役員から半額相当額の240万円を賃料として徴収します(その他にも賃料の計算方法がありますが割愛します)。当然売上高に対して高額な家賃が計上されることになるのでこちらも税務調査の対象に選定される可能性はあるかと思います。
よろしくお願いいたします。
- 回答日:2022/08/16
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返信ありがとうございます。
2.3)について。
一般的に収入に対してどのくらいの社宅経費であれば問題ないのでしょうか?
また税務調査の対象となり、家賃が経費が認められない場合は役員が全額負担となると思いますが、その場合税務署から追加徴税等の罰則等はありますでしょうか?
よろしくお願いいたします。投稿日:2022/08/19
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>一般的に収入に対してどのくらいの社宅経費であれば問題ないのでしょうか?
→いくらまでなら問題ないという線引きはないと思いますが、税務署からの問い合わせがあったときに合理的な回答ができれば大丈夫だと思います。
>また税務調査の対象となり、家賃が経費が認められない場合は役員が全額負担となると思いますが、その場合税務署から追加徴税等の罰則等はありますでしょうか?
→法人名義で賃貸されていて、役員から一定金額を徴収しているのであれば社宅家賃としての経費は認められるかと思います。
もし実態がなかったり租税回避行為である場合は経費が否認され修正申告が必要になりますので延滞税や悪質とみなされる場合は重加算税もあり得ますが、現状では一般論しか回答できませんので合理的な説明ができるようにしておけば問題はないかと思います。
- 回答日:2022/08/19
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