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関連会社間での業務委託について

私は不動産関係の会社を全額出資で運営しております。
不動産販売会社と不動産管理会社です。
2社間で進められることがあれば、互いに業務委託・受託という形で進めています。ただ、税法上、何か問題がないか心配もあって質問をいたしました。
アドバイスを頂けますと助かります。

同一株主が不動産販売会社と不動産管理会社を経営されているという理解で回答させていただきます。

ご質問にありますように同族会社間での販売会社→管理会社への業務委託(受託)がある場合における税務上の留意点は以下となります。
1)その業務委託(受託)の実態があるかどうか
2)その業務委託費(受託費)が第三者と取引した場合と比べて適正かどうか

1)について
当然に業務委託(受託)の取引実態がなければなりません。そのために取引の事実に加え、業務委託契約書の締結は必須と考えます。

2)について
同族会社間の取引では取引価格の調整ができてしまうのも事実ですので、税務署的には公平性の観点から時価(適正価格)での取引が行われているかどうかがチェックされます。「時価」とは第三者間で取引される価格(いわゆる相場)となりますので曖昧な金額となりますが、税務署側が極端に時価と乖離していると判断した場合には業務委託費及び受託料が否認されてしまうこともあり得ます。
とくに同族会社の場合、「同族会社の行為計算の否認」といって税務署長が不当(租税回避行為)とみなせばその取引は否認できるというルールが存在します。何をもって不当とするかの線引きは明確ではないので、なぜその取引価格で計上したのか、という合理的説明が可能なエビデンスを残すことが重要と考えます。

  • 回答日:2025/05/13
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移転価格税制の独立企業間価格が考え方の一つの参考になります。
第三者との取引をする場合の価格と同程度であれば、よろしいかと考えます。
https://www.nta.go.jp/law/jimu-unei/hojin/010601/03.htm

  • 回答日:2025/05/13
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