税務調査後の会計処理を教えてください
freee会計、freee申告を使ってます。
税務調査後、税務署が法人税修正確定申告書を作成。
法人税、地方法人税を現金で納付済。
この処理を教えてください。
あと、今期の決算での注意点も教えてください。
【1.修正申告に伴う会計処理(freee会計)】
■仕訳例(追徴税額:法人税100,000円、地方法人税10,000円の場合)
借方:法人税等調整額 110,000円
貸方:現金 110,000円
※「法人税等調整額」は、税務調査による過年度修正分の税金支払いに使用する科目です(損金不算入)。
※「法人税等」は当期分の税金に使う科目のため、誤って使用しないよう注意が必要です。
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【2.freee申告との関係】
・修正申告書は税務署が作成しているため、freee申告では別途処理は不要です。
・freee申告で提出した内容を変更する必要はありませんが、念のため、次年度以降の繰越欠損金等に影響がある場合は、税務署の修正申告内容を確認の上、反映が必要です。
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【3.今期決算での注意点】
① 「法人税等調整額」の仕訳は、今期ではなく過年度分として処理(損金不算入)
→ 決算書上は費用に含まれるが、申告書上は加算調整が必要な費用です。
② 「修正申告書により更正された内容」と、帳簿の乖離がないか確認
→ 税務調査で否認された経費や売上がある場合、元帳修正が必要です。
③ 追徴税額の支払いに対する「延滞税・加算税」がある場合、それぞれ区分して処理
→
延滞税:租税公課(損金算入)
加算税:法人税等調整額(損金不算入)
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【4.補足:申告書の別表処理】
・法人税等調整額は、申告書上で加算(別表四)
・損金不算入として取り扱われます
- 回答日:2025/06/19
- この回答が役にたった:1
お世話になっております。
分かりやすく教えていただき感謝いたします。
次年度以降の繰越欠損金等に影響があります。
どのように反映させればいいのでしょうか。
契約しているfreee申告では、修正申告が出来ませんでした。
確定申告のままで反映させていいのでしょうか。投稿日:2025/06/19
修正申告により支払った税金については、
会計上、「法人税等」または「過年度法人税等」として経費処理して差し支えありません。
ただし、申告書上の取扱い(損金不算入としての加算調整など)については、
修正申告書の別表四における「留保」か「社外流出」の区分や、別表五(一)の内容を確認しなければ、正確な回答はできません。
内容によって取扱いが異なるため、税理士に相談するのが確実です。
- 回答日:2025/06/19
- この回答が役にたった:1
税務調査後に法人税等を納付した場合、過年度の費用であるため、freee会計では「租税公課」ではなく「過年度法人税等」(勘定科目を新設)として仕訳します。例:
過年度法人税等/現金
freee申告でも別表四で加算調整が必要です。
- 回答日:2025/06/18
- この回答が役にたった:1
お世話になっております。
税務署が作成した、法人税修正確定申告書は、freee申告に反映すべきですか。
契約しているfreee申告では、修正申告ができませんでした。投稿日:2025/06/19