寄付金の受け取り
中学生サッカーチームを一般社団法人で運営しております。知人からチームに寄付する旨20,000円頂きました。フリー会計では支払う寄付金の項目はありますが、受け取りの寄付金がありません。現在-20,000で寄付金(支払い)になっております。どのように処理をすればいいでしょうか?
■結論
寄付金を受け取った場合は、寄付金ではなく「受取寄付金」として処理する必要があります。現在のマイナス表示を修正し、正しい勘定科目で仕訳を行ってください。これにより、収入として、正確に財務状況が反映されます。
■仕訳
(借)現金預金 20,000円 (貸)受取寄付金 20,000円
■freee会計での設定手順
勘定科目がない場合には、以下の手順で勘定科目の追加をしてください。
①マスタ・口座 → 勘定科目→ 新規作成
②以下の内容で設定
●勘定科目名:受取寄付金
●勘定科目のカテゴリー:売上高(または営業外収益)
●決算書表示名:受取寄付金
●税区分:不課税
- 回答日:2025/07/05
- この回答が役にたった:2
回答した税理士
税理士法人コンダクト・社会保険労務士法人コンダクト
- 認定アドバイザー
- 東京都
税理士(登録番号: 146389), 公認会計士(登録番号: 37781), 社労士(登録番号: 13210277)
回答者についてくわしく知る1. 「受贈益」勘定の新設
最も適切かつ推奨される方法は、「受贈益(じゅぞうえき)」 または 「寄付金収益」 という収益科目を新設し、そちらで処理することです。
仕訳例:
| 借方 | 貸方 |
|---|---|
| 普通預金 | 受贈益 |
| 20,000円 | 20,000円 |
* 貴法人の会計ソフトの操作手順に従い、上記いずれかの勘定科目を新設してください。
* 入金された口座(例:普通預金)を借方に、新設した勘定科目を貸方に記載します。
2. 既存の仕訳の修正
現在「-20,000で寄付金(支払い)」になっているとのことですが、これは誤って支払いとして計上されている状態です。この仕訳は削除または修正し、上記1.の方法で正しい仕訳を登録し直してください。
税務上の留意点
一般社団法人において、受け取った寄付金は、収益事業に係るものでない限り原則として非課税となります。
- 回答日:2025/07/04
- この回答が役にたった:1
回答した税理士
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- 認定アドバイザー
- 愛知県
税理士(登録番号: 100068), 社労士(登録番号: 13210457), 行政書士(登録番号: 16192456), 中小企業診断士(登録番号: 414204), その他
回答者についてくわしく知る一般社団法人で寄付を受け取った場合、これは「収益」として処理する必要があります。「寄付金(支出)」はあくまでこちらから他者に寄付した場合に使う勘定科目ですので、今回のように寄付を受け取った場合に同じ科目をマイナスで処理するのは誤りです。
- 回答日:2025/07/04
- この回答が役にたった:0