高級楽器の減価償却は可能?
プロの演奏家として活動しています。今後のステップアップのために、約1700万円のピアノを購入しようと検討しているところです。
ローンを組む銀行さんとのやり取りの中「それだけの楽器だと減価償却ができるのか確認した方がいい」とアドバイスされました。
自分でも調べてみたところ、希少価値の高いものや値下がりしないものは減価償却の対象にならないことがある、との表記を見つけました。
検討中の楽器は確かに高額ですし、値下がりもあまりしないと言われていますが、現在も生産が続けられており、何百年も前に作られた数億円する楽器というわけでもありません。
果たしてこの場合、この1700万円の楽器は減価償却の対象となり得るのでしょうか?
ちなみにですが、「カレーハウスCoCo壱番屋」創業者の資産管理会社で「ストラディバリウス」を経費計上して否認された事例がございます。
- 回答日:2023/01/11
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まず大前提として「時の経過によりその価値の減少しないもの」は減価償却資産には該当せず、減価償却をすることができません。代表例としては「土地」などがそうです。
では楽器や美術品等はどうかというと、国税庁のQ&Aで公表されています。https://www.nta.go.jp/law/joho-zeikaishaku/hojin/bijutsuhin_FAQ/index.htm#q2
その中で、取得価額が100万円以上の美術品等で時の経過による価値の減少が明らかなもの以外は非減価償却資産とする旨が記載されています。
ご質問内容のとおり、1,700万円程のピアノで値下がりもあまりしないものであれば減価償却資産には該当しないことが想定されます。
- 回答日:2023/01/11
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