漫画家のマイクロ法人設立における事業区分について
初めまして。
家族が個人事業主として漫画家をしており、社会保険の節約を目的としたマイクロ法人の設立という方法があることを知り、検討しております。
そこで事業区分について相談があります。
事業の内容としては、
①出版社との契約に基づく連載による原稿料、単行本の印税
②上記の作品に係るグッズロイヤリティ
③上記の作品を元にした作者による同人誌を、コミケなどで直接販売(BtoC)
年収の9割以上を①が占めているため、②のグッズ販売の管理業務と、③のBtoCに係る事業をマイクロ法人に移行したいと考えています。
これは、別事業として可能でしょうか。一つの同じ作品を元にしているので、不安で。
なお、売上は明確に区分でき、経費については②は全くかからず、③の印刷代や会場までの交通費のみで、こちらも明確に区分できます。
ご回答よろしくお願いいたします。
弊所の顧問先に漫画家さんがいてマイクロ法人を設立した経験があります。
結論から言うとマイクロ法人が印税関係をを受け取るのは難しいです。なぜならこれまで発表している作品の印税は個人に帰属するため、それを今後法人で受けるとなると権利を法人に譲渡しないとならず、当然個人に譲渡益が発生し結構な税金が発生します。これを承知の上で①を外されたのだとおもいます。
②も③も相談相手によって意見が分かれるお話とおもいますが私は貴方の考えで良いと思いますよ。あとは「やりすぎ」に気をつけることですね。
プロゴルファーのマネージメント会社で報酬を取りすぎて否認された例もございます。
- 回答日:2024/07/14
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わかりました。この事業内容なら分けても不自然ではないとの見解ということですね。
ご回答ありがとうございました!
余談ですが先生はジョジョがお好きなんですね。私も大好きです!
投稿日:2024/07/14
- この回答が役にたった
当社もマイクロ法人の対応が多いです。
「①出版社との契約に基づく連載による原稿料、単行本の印税
②上記の作品に係るグッズロイヤリティ
③上記の作品を元にした作者による同人誌を、コミケなどで直接販売(BtoC)
年収の9割以上を①が占めているため、②のグッズ販売の管理業務と、③のBtoCに係る事業をマイクロ法人に移行したいと考えています。」
→確かにこの辺りは意見が分かれそうな気がします。
作品を元にして出版社から受け取るのか、個人から受け取るかの違いとなれば、個人に帰属するものとして扱われそうな気がします。
そのリスクを承知で法人にするのもそれも経営判断です。
リスク少なくであれば、これが出版コンサルティングという事業を作って法人にするとかであれば安全かと思います。、出版コンサルティング月額10,000円とかを作りたい気もしてしまいます。
現在の個人事業主の所得では上限の健康保険料になっている可能性は高いので、現行の制度では役員報酬を抑えて、社保加入すると結構な節減になりますね。
配偶者様の年金も払ったことになりますし、扶養にも入れるので。
追加で何かございましたらご連絡頂ければと存じます。
宜しくお願い致します。
- 回答日:2024/07/16
- この回答が役にたった:1
ご回答ありがとうございます。なるほど、確かにコミケでの出版ノウハウに関するコンサルティングはありですね。
②③の事業に加えて、コンサルも事業内容に加えようと思います。②③に関しては、管理とマーケティングが全く①とは違うので、大丈夫かなと思っています。投稿日:2024/07/20
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