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役員報酬と自宅利用家賃について

    お世話になっております。
    今、自宅の1Fをテイクアウト専門のドリンク店を開業準備中の齋藤と申します。
    自宅の1Fを利用するにあたり、主人名義の自宅に家賃を支払いたいと思っているのですが、主人の不動産収入になり、税金がかかってきてしまうのと思うので、税金対策を考えて家賃を設定したいのですが、どのように考えたらよろしいでしょうか。また、光熱費も同様にどのように金額を決めたらよいのか教えていただきたいです。
    また、役員報酬についても初年度の売り上げはそこまで上がらないと思いますが、どのように決めていったらいいのか、ご指導いただけたらとおもいます。
    よろしくお願いいたします。

    税理士法人ディレクション

    税理士法人ディレクション

    • 認定アドバイザー評価ランク4
    • 大阪府

    税理士, 公認会計士

    役員報酬という記載があるのでドリンク店は法人で営むという前提で言えばご主人への家賃支払いは経費になるので、ご主人側で不動産収入となりますね(ドリンク店を個人事業でやる場合でご質問者様とご主人が同居している場合には原則としてご質問者様の経費になりませんし、ご主人側で収入にもなりません。)。
    この場合、ご自宅の建物の減価償却費がご主人の不動産所得上の大きな経費になりますので、減価償却費がどの程度かでご主人の不動産所得が決まりますね。
    ※あと住宅ローン控除を受けている場合は、事業用使用部分が出てくると控除額に影響がでます。
    役員報酬については利益予想次第でしょうか。
    色々検討することがあると思いますので、ご質問の内容について損にならないように決めていきたいのであれば税理士と契約してアドバイスを受けられることをお勧めします。

    • 回答日:2022/06/24
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    【スタートアップ支援・創業支援】明治通り税理士法人

    【スタートアップ支援・創業支援】明治通り税理士法人

    • 認定アドバイザー評価ランク5
    • 東京都

    税理士(登録番号: 112671), 公認会計士(登録番号: 20695)

    A、
    質問者様が法人という前提でお話しさせていただきます。

    自宅の家賃計上は可能ですが、注意が必要です。
    持ち家と言うことで、家賃などの基準となる金額がないため、慎重に金額を設定する必要があります。
    例えば、自宅の減価償却費や固定資産税に相当する額を家賃にするなど、何らかの基準に基づいた金額を設定されることをお勧めいたします。

     下記の前提を基に、家賃の提案をさせていただきますのでご参考になれば幸いです。
    前提:2階建ての自宅で、1階部分のみ事業用、1・2階の面積比が同じ。
      :建物全体の減価償却費が年間50万円。
    1階部分が事業用となりますので、50万円の半分、すなわち25万円を家賃とするのはいかがでしょうか。
    こうすることで、法人側で地代家賃25万円を計上することが可能となりますので、ご主人の不動産所得25万円と相殺することができます。
    もし仮に、このご自宅で住宅ローン控除を受けようとする場合は注意が必要です。
    住宅ローン控除は自宅の事業割合によって減額・適用不可となります。
    上記の前提ですと50%分の住宅ローン控除が無くなります。
    住宅ローン控除と事業割合のバランスも考慮していただけるとより効果的な節税ができると思います。

     水道光熱費に関しては、按分計算をすることで経費にできます。
    按分比率に厳密なルールはないものの実態に沿った形で運用されることをお勧め致します。
    例えば、使用時間や日数、面積比などがあります。
    どの方法を選ぶにせよ、税務署へ明確な説明ができるように基準をはっきりさせておくことが重要です。

     役員報酬は経費との兼ね合いも含め、法人からの支払いが現実的に可能な金額が妥当であると考えます。
    また、法人・個人としての納税、社会保険料なども考慮に入れますとより良い報酬金額を設定できるかと思います。
    今期の見通しなどを含め、一度シュミレーションを行うのがよろしいかもしれません。
    株主総会にて役員報酬の金額を承認しますが、事業開始年度から3ヵ月以内に支払う金額を決定する必要があります。
    さらに損金算入するには、次の決算まで毎月同額を支給し続けなければならず、途中で変更することができないので注意が必要です。
    事前に税務署に申請等を行う必要はございません。

    以上ご参考になれば幸いです。

    • 回答日:2022/06/29
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